少年サッカーの試合でペナルティーキックになったとき、「PKは何mから蹴る?」「キーパーはいつ動いていい?」「同点のPK戦は何人で蹴る?」と気になることがあります。
小学生年代で多く使われるJFAの8人制サッカーでは、ペナルティーマークはゴールラインの中央から8mです。テレビで見る11人制の11mとは距離が違います。
この記事では、JFAの現行「8人制サッカー競技規則」と2026/27サッカー競技規則をもとに、試合中のPKと試合後のPK戦を分けて、保護者向けに整理します。
まず30秒で確認|8人制PKの早見表
| 確認したいこと | 8人制U-12の基本 |
|---|---|
| PKの距離 | ゴールライン中央から8m |
| 11人制との違い | 一般の11人制は11m。少年8人制は距離が短い |
| キーパー | キックされるまでゴールライン上の条件を守る |
| 試合中のPK | 反則に対するペナルティーキック |
| 同点時のPK戦 | 8人制では大会規定に沿って行い、JFAの基本形では3人ずつから始める |
| 最終確認 | 参加大会の実施要項・競技会規定を優先する |
検索で「少年サッカー PK 距離」と調べた保護者が最初に知りたい答えは、8人制U-12なら8mです。そのうえで、キーパーの位置、試合中のPKと同点時のPK戦を分けて見ると迷いにくくなります。
よくある勘違い|テレビのPKと同じとは限らない
- 「PKは11m」:一般の11人制の基準。JFAの8人制U-12では8mです。
- 「PKとPK戦は同じ」:試合中の反則によるPKと、勝敗を決めるPK戦は目的も進め方も別です。
- 「大会が違っても細部は全部同じ」:競技規則を基本にしつつ、大会要項で運用が追加・調整されることがあります。
先に結論|少年サッカーのPKで覚えたい4点
- JFAの8人制では、ペナルティーマークはゴールライン中央から8m
- ペナルティーキックから直接得点できる
- キック時、ゴールキーパーは少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせるか、ライン上方または後方に位置させる
- 8人制の「ペナルティーマークからのキック」は、まず3人ずつ行う
「試合中に反則で与えられるPK」と「同点で勝者を決めるためのPK戦」は別の場面です。ここを分けると、ルールをかなり理解しやすくなります。
8人制サッカーのPKは何m?答えは8m
JFAの8人制サッカー競技規則では、U-12年代のピッチでペナルティーマークはゴールラインの中央から8mとされています。11人制サッカーは11mなので、少年サッカーの方がゴールに近い位置から蹴ります。
| 項目 | 8人制 U-12 | 11人制 |
|---|---|---|
| ペナルティーマーク | 8m | 11m |
| ペナルティーアーク半径 | 7m | 9.15m |
| ゴール | 5m×2.15mを推奨 | 7.32m×2.44m |
8人制のピッチ自体も50m×68mが推奨で、11人制より小さく設計されています。距離だけを11人制から持ってくるのではなく、8人制のフィールド規格として8mになっている、と考えると分かりやすいです。
8人制の人数やコート全体の違いは、少年サッカーの8人制を整理した記事でも確認できます。
どんなときにペナルティーキックになる?
基本は、守備側の競技者が自分のペナルティーエリア内で、直接フリーキックになる反則を行ったときです。
たとえば、相手を蹴る・つまずかせる・押すなど、直接フリーキックに該当する反則がペナルティーエリア内で起きると、再開方法がペナルティーキックになります。
つまり「ペナルティーエリア内でファウルがあれば全部PK」ではありません。間接フリーキックになる反則などは、同じ扱いではありません。直接・間接フリーキックの違いは、少年サッカーのフリーキックの記事で整理しています。
PKはそのままゴールに入れば得点になる
ペナルティーキックからは、相手ゴールへ直接得点できます。主審の合図後、キッカーがボールを前方へ蹴り、ボールが明らかに動いたところでインプレーになります。
キッカーは、他の競技者がボールに触れる前に自分でもう一度ボールへ触れることはできません。たとえばポストに当たって戻ってきたボールを、誰にも触れないままキッカーがもう一度蹴れば反則になります。
ゴールキーパーはPKでいつ動いていい?
守備側のゴールキーパーは、キックが行われるまでキッカーに面し、両ゴールポストの間に位置します。
そしてボールが蹴られる瞬間は、少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールラインの上方または後方に位置させておく必要があります。
「キーパーは一歩も動いてはいけない」という意味ではありません。左右への動きや構え直しはできますが、キックより前に両足ともゴールラインより完全に前へ出てしまうと、ルール上の問題になる場合があります。
他の選手はどこにいる?8人制ではアーク半径7m
JFAの8人制ピッチでは、ペナルティーマークを中心に半径7mのペナルティーアークが設定されています。8人制では、フリーキックやコーナーキックでも相手競技者が離れる基準が7mで、11人制の9.15mより短くなっています。
観戦中に選手が「テレビで見るPKより近く集まっている」と感じても、8人制と11人制ではピッチの基準そのものが違います。
2026/27では「早く入ったら必ずやり直し」ではない
8人制競技規則で特別に修正されていない部分には、通常のサッカー競技規則が適用されます。JFAの2026/27競技規則では、ペナルティーキック時の競技者の侵入について、キックの結果へ明らかに影響した場合を中心に罰する整理が示されています。
そのため、選手が少し早く動いたように見えたからといって、保護者がすぐ「やり直しだ」と判断するのは早いです。主審は、誰が侵入したかだけでなく、その侵入がキーパーやキッカー、こぼれ球のプレーへ影響したかも見て判定します。
試合中のPKと「PK戦」は別もの
大会のトーナメントなどで同点のまま勝者を決めるときは、試合中の反則で与えられるペナルティーキックとは別に、「ペナルティーマークからのキック」が行われることがあります。
JFAの8人制サッカー競技規則では、勝者を決めるためのキックは、まず両チーム3人ずつが行います。11人制では最初5人ずつなので、ここも大きな違いです。
- 試合終了時にピッチにいる8人からキッカーを選ぶ
- まず3人ずつ蹴る
- 3人ずつ終えて同点なら、その後は同数のキックで差がつくまで続ける
ただし、実際の大会では大会要項に独自の勝敗決定方法が書かれていることがあります。延長戦の有無やPK方式は、その大会の要項も合わせて確認してください。
親がPKで見るなら、この5点
- 8人制ならペナルティーマークは8m
- エリア内の反則が「直接フリーキック」に当たるものか
- キーパーの足がキック時にゴールラインとの関係を保っているか
- 他の選手が早く動いた場合、実際のプレーへ影響したか
- PK戦なら大会要項と3人制の扱いを確認する
この5つを順に見れば、細かな反則をすべて暗記していなくても、少年サッカーのPKをかなり追いやすくなります。
まとめ
JFAの8人制少年サッカーでは、ペナルティーマークはゴールライン中央から8mです。11人制の11mとは異なります。
試合中のPKは、守備側がペナルティーエリア内で直接フリーキックに当たる反則をしたときに与えられ、キックから直接得点できます。キーパーにはゴールライン上の位置に関する決まりもあります。
そして勝者を決めるPK戦では、8人制はまず3人ずつ。距離、キーパーの位置、試合中のPKとPK戦の違い。この3つを押さえておけば、観戦中の「今どういうルール?」がかなり減ります。

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