PK戦は最大何人まで蹴る?11人目・12人目と少年サッカー8人制の違い

サッカーのPK戦を見ていて、「5人で終わらなかったら何人まで蹴るの?」「11人全員が蹴っても決着しなかったら、12人目は誰?」と思ったことはありませんか。少年サッカーでは、そもそも最初に蹴る人数が違う場合もあります。

結論からいうと、PK戦に「最大11人まで」「最大○本まで」という一律の上限はありません。11人制では原則5人ずつ、JFAの8人制では原則3人ずつから始め、決着しなければ続きます。ただし、同じ選手が2回目を蹴る前に、そのチームのキック資格がある選手全員が1回ずつ蹴る必要があります。

確認したいこと11人制サッカー少年サッカー8人制(JFA基本方式)
最初に蹴る人数各チーム5人各チーム3人
同点が続いた場合同じ本数で一方が上回るまで続行同じ本数で一方が上回るまで続行
最大本数規則上の一律の上限なし規則上の一律の上限なし
同じ選手の2回目資格のある全選手が1回蹴った後原則として資格のある全選手が1回蹴った後
実際の大会競技会規定を確認大会要項・特別規定を確認

ここでいうPK戦は、同点の試合で勝敗を決めるための「ペナルティーシュートアウト」です。試合中に反則があって与えられる「ペナルティーキック(PK)」とは分けて考えましょう。

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PK戦の最大人数・最大本数に上限はある?

IFABのサッカー競技規則第10条では、PK戦の最初の5本が終わっても同点なら、両チームが同じ本数を蹴った時点で、一方が相手より1点多くなるまで続けると定めています。「11本で強制終了」「22本で引き分け」という上限は定められていません。

つまり、「何人まで」という質問は、異なるキッカーが何人いるかと、PK戦で何本蹴ったかに分けるのが正確です。同じ選手が2巡目に入れば、出場している人数を超える本数になることがあります。

11人制はまず5人ずつ。5人で決まらないときは?

11人制のPK戦では、まず各チームが交互に最大5本ずつキックを行います。ただし、途中で相手が残り全部を成功させても追いつけない得点差になれば、5本目を待たずに終了します。

5本ずつ終わって同点なら、6人目以降のキックへ進みます。6本目は両チームが蹴り終えた時点で得点差がつけば決着。まだ同点なら7本目、8本目……と続きます。一般に「サドンデス方式」と呼ばれる部分です。

5本終了後6本目のAチーム6本目のBチーム結果
AもBも4得点○×Aチームの勝利
AもBも4得点×○Bチームの勝利
AもBも4得点○○同点なので7本目へ
AもBも4得点××同点なので7本目へ

大切なのは、先に蹴ったチームが入れた瞬間に、相手の同じ本数のキックを待たず必ず終了するわけではないことです。同じ本数を終えた時点の得点差で判断します。

11人目まで蹴ったら12人目は誰が蹴る?

試合終了時に両チームとも11人がPK戦に参加でき、その11人全員が1回ずつ蹴ったのに同点だったとします。この場合、12本目は、すでに蹴った11人の中から選び直せます。1本目の選手に必ず戻す規則ではなく、2巡目のキッカー順もチームが変更できます。

ただし、6本目や7本目に、すでに蹴った選手を自由にもう一度出せるわけではありません。そのチームでキック資格のある全選手が1本ずつ蹴り終わるまでは、同じ選手は2本目を蹴れません。

  • キック資格のある選手が11人なら、1〜11本目はそれぞれ別の選手が蹴る。
  • 11人全員が1本ずつ蹴った後は、12本目から2巡目に入れる。
  • 退場などで資格のある選手が10人なら、全10人が蹴った後の11本目から2巡目に入れる。

なお、試合終了時に片方のチームの人数が少ない場合、人数の多い側はPK戦開始前に相手と同じ人数まで対象者を減らします。そのため、いつも「11人目まで全員が蹴る」とは限りません。

ゴールキーパーも蹴る?控え選手や途中交代した選手は?

ゴールキーパーも、PK戦のキッカーになれます。PK戦中に資格のある選手とGKがポジションを入れ替えることもできます。もしGKを含む11人全員が蹴る状況になれば、GKにもキックの順番が回る可能性があります。

一方、基本的にPK戦へ参加できるのは、試合終了時にピッチにいた選手と、負傷や用具の修正などで一時的に外にいた資格のある選手です。ベンチの控え選手や、すでに交代して退いた選手が自由に加わることはできません。続行不能のGKを交代する場合などには例外があります。試合中に退場した選手は参加できません。

少年サッカー8人制のPK戦は何人から?

JFAの「8人制サッカー競技規則」では、勝敗を決めるペナルティーマークからのキックについて、両チームとも試合終了時にピッチにいる8人から選び、まず3人ずつ蹴ることが基本です。これは11人制の最初5人ずつとは違います。

3人ずつ蹴っても同点なら、同じ本数で差がつくまで4本目、5本目と続きます。8人制でも「3人で必ず終了」ではありません。JFAの8人制規則で特別に変更していない部分には、一般のサッカー競技規則の規定が適用されます。

例えば試合終了時に8人がPK戦に参加できる場合、原則として同じ選手が2回目を蹴る前に、その8人が1回ずつ蹴ります。9本目まで続くなら、全員が蹴り終わった後の2巡目という考え方です。

ただし、実際のU-12大会では大会要項や競技会規定が優先的な確認先になります。「最初のキッカーは3人か」「同点の場合の続け方」「出場資格」を大会の実施要項で確かめてください。

「11人制5人・8人制3人」の違いを間違えやすい理由

テレビで見る代表戦やプロの試合では5人ずつのPK戦がよく映るため、少年サッカーでも同じだと思いやすいものです。一方で、少年8人制の試合ではピッチの大きさもPKの距離も違い、勝敗決定の方式も3人ずつを基本としています。

距離は、一般の11人制では11m、JFAの8人制では8mです。詳しくは少年サッカーのPKは何m?8人制は8m|キーパー位置・PK戦ルールで整理しています。8人制全体のルールを知りたい場合は少年サッカーの8人制ルールも参考にしてください。

PK戦の人数について、よくある質問

Q. PK戦は最大11人までですか?
いいえ。11人全員が蹴り終わっても同点なら、資格のある選手が2巡目のキックを行えるため、キック本数は11本を超えます。

Q. PK戦で同じ人が2回蹴ってもいいですか?
はい。ただし、自チームのキック資格がある選手全員が1回蹴った後です。

Q. 6人目以降は1本外したら即負けですか?
必ずしもそうではありません。両チームが同じ本数を蹴り終えた時点で、一方の得点が多ければ決着します。

Q. 少年サッカーのPK戦は3人で決まらなかったらどうなりますか?
JFAの8人制基本方式では、4人目以降も両チーム交互に続けます。実施方式は大会規定で確認してください。

Q. PK戦は何人まで続く世界記録があるのですか?
記録的に長いPK戦の事例はありますが、本記事で説明しているのは競技規則に定める人数と本数です。記録更新の有無とルール上の上限は別の話です。

まとめ|PK戦は5人・3人から始まるが、最大人数は決まっていない

11人制のPK戦はまず5人ずつ、JFAの少年8人制ではまず3人ずつが基本。そこで決まらなければ同じ本数で差がつくまで続きます。「最大11人まで」とは決まっておらず、全有資格選手が蹴り終われば同じ選手が2回目を蹴れます。観戦前には、大会要項で採用方式を確認しておくと安心です。

参考にした公式情報

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