少年サッカーのフリーキックで、守備側が壁を作ったとき、攻撃側の選手が壁のすぐ横や間に立っていることがあります。どこまで近づいていいのでしょうか。
結論からいうと、守備側が3人以上で「壁」を作った場合、攻撃側の選手はボールがインプレーになるまで壁から1m以上離れなければなりません。1m未満に入ってフリーキックが行われると、守備側の間接フリーキックになります。
| 壁の人数 | 攻撃側の1mルール |
|---|---|
| 守備側3人以上 | 壁から1m以上離れる必要あり |
| 守備側2人 | この「壁から1m」規定は適用されない |
| 守備側1人 | この「壁から1m」規定は適用されない |
| ボールが蹴られて明らかに動いた後 | 1m以内へ入ってもこの反則にはならない |
3人以上の壁なら攻撃側は1m離れる
IFAB競技規則第13条では、守備側の3人以上の選手が壁を作る場合、すべての攻撃側選手はボールがインプレーになるまで壁から少なくとも1m離れると定めています。
壁の中へ入り込んだり、守備選手のすぐ横に張り付いてGKの視界を遮ったりする形を防ぐためのルールです。
2人の壁なら「1mルール」は適用されない
この規定の対象は「3人以上の守備側選手が作る壁」です。
守備側が2人だけ並んでいる場合には、この特別な1m規定は適用されません。ただし、相手を押す・つかむ・進路を不当に妨げるなど別の反則は通常どおり判定されます。
1mより近いまま蹴ったらどうなる?
攻撃側の選手が3人以上の壁から1m未満の位置にいる状態でフリーキックが行われた場合、相手チームに間接フリーキックが与えられます。
「やり直し」ではなく、攻撃側の違反として守備側ボールになる点がポイントです。
ボールが動いた後なら壁へ近づける
1mの距離を保つ必要があるのは、ボールがインプレーになるまでです。
フリーキックのボールが蹴られて明らかに動いた後なら、攻撃側選手が壁へ近づいても、この「壁から1m」の反則にはなりません。
寝転ぶ選手も壁の1人に数えることがある
近年は、壁の下を通すシュートを防ぐため、1人が壁の後ろで地面に横になる場面があります。
IFABの公式Q&Aでは、3人目の守備選手が壁のすぐ後ろで横になり、3人が一体として障壁を作っている場合、その選手も壁の一部として扱えると説明されています。
守備側はボールから9.15m、8人制では大会ルールも確認
一般の競技規則では、フリーキック時の相手選手は原則としてボールから9.15m以上離れます。
一方、少年の8人制では距離を7mとする競技会もあります。大会要項や8人制の規定を確認してください。
少年サッカーのフリーキックは直接ゴールできる?間接FKとの違いと8人制7mを整理で基本をまとめています。
クイックリスタートとは別の話
守備側が規定距離まで下がる前に攻撃側が素早くフリーキックを行い、近くの相手にボールをカットされた場合は、攻撃側が素早い再開を選んだ結果としてプレー続行になることがあります。
これは「3人以上の壁から攻撃側が1m離れる」規定とは別のルールです。
観戦するときは3点を見る
- 守備側の壁が3人以上か
- 攻撃側選手が壁から1m以上離れているか
- ボールがすでに蹴られて動いた後か
まとめ|3人以上の壁なら攻撃側は1m以上離れる
- 守備側3人以上の壁では攻撃側は1m以上離れる
- 2人以下ならこの特別な1m規定は適用されない
- 違反した状態で蹴ると守備側の間接フリーキック
- ボールがインプレーになった後は1m規定は終了
- 壁の後ろで横になる守備選手も壁の一部になる場合がある

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