少年サッカーで守備側のフリーキックをゴールキーパーへ戻したとき、パスが強すぎてそのまま自分のゴールへ入ってしまったら、「オウンゴールで失点?」と迷うことがあります。
2026/27の競技規則第13条では、直接フリーキックでも間接フリーキックでも、ボールが誰にも触れず自分のゴールへ直接入った場合は得点にならず、相手チームのコーナーキックになります。
| フリーキック後のボール | 再開・判定 |
|---|---|
| 直接FKが相手ゴールへ直接入る | 得点 |
| 間接FKが相手ゴールへ直接入る | 相手のゴールキック |
| 直接FKが自分のゴールへ直接入る | 相手のコーナーキック |
| 間接FKが自分のゴールへ直接入る | 相手のコーナーキック |
| 味方GKなど別の選手が触れたあと自分のゴールへ入る | 通常のプレーとして得点になる場合がある |
結論|誰にも触れず自分のゴールへ入ったらコーナーキック
IFAB第13条は、直接・間接のどちらのフリーキックでも、キックされたボールがそのチーム自身のゴールへ直接入った場合、相手チームにコーナーキックを与えると定めています。
つまり、守備側の選手が自陣で得たフリーキックをゴールキーパーへ戻そうとして、そのままゴールラインを越えても、誰にも触れていなければオウンゴールにはなりません。
直接フリーキックでも自分のゴールには直接得点できない
「直接フリーキック」という名前から、自分のゴールへ入っても得点になるように感じるかもしれません。
しかし「直接得点できる」のは相手ゴールに対してです。直接フリーキックを自分のゴールへ直接入れた場合は、相手のコーナーキックになります。
直接FKと間接FKの基本的な違いは、少年サッカーのフリーキックは直接ゴールできる?で整理しています。
間接フリーキックも同じくコーナーキック
間接フリーキックは、相手ゴールへ直接入っても得点にはならず、相手のゴールキックになります。
一方、自分のゴールへ直接入った場合は、直接FKと同じく相手のコーナーキックです。
「間接だからやり直し」「間接だからゴールキック」と一律に考えるのではなく、どちらのゴールへ入ったかで再開方法が変わります。
ゴールキーパーが触ってから入ったらどうなる?
「直接入った」と扱うのは、キック後に別の競技者がボールへ触れていない場合です。
たとえば、味方選手がフリーキックを自陣ゴール方向へ蹴り、ゴールキーパーが触ったものの止められず、そのままゴールへ入った場合は、ボールはすでに別の競技者へ触れています。
IFABの公式FAQでも、味方GKが触れたあとにボールがゴールへ入ったケースでは得点を認める例が示されています。コーナーキックになる「直接入った場合」と分けて見る必要があります。
キッカーがもう一度触ってから自分のゴールへ入れた場合は?
フリーキックをした選手は、ボールが他の競技者に触れる前にもう一度プレーすることはできません。
もしキッカーが二度目に触れて、そのボールが自分のゴールへ入った場合は、「フリーキックから直接自分のゴールへ入った」という処理ではなく、二度触りの反則が先に問題になります。
通常は、二度目に触れた地点から相手チームの間接フリーキックで再開します。二度目の接触がハンドに当たる場合は別の処置になるため、実際の判定は主審が行います。
ゴールキックやキックオフでも「自分のゴールへ直接」はコーナー
この考え方はフリーキックだけに限りません。2026/27競技規則では、ゴールキックやキックオフ、コーナーキックなどでも、再開から自分のゴールへ直接入った場合に相手のコーナーキックとする規定があります。
キックオフから直接ゴールできるかは、少年サッカーのキックオフは直接ゴールできる?で確認できます。
8人制の少年サッカーでもまずこの原則を見る
JFAの少年サッカーでは、8人制大会で距離や競技時間など独自の規定が設定されることがありますが、フリーキックから自分のゴールへ直接入った場合の基本的な考え方はサッカー競技規則を基準に理解できます。
実際の大会では、大会要項やローカルルールが優先されることがあるため、公式戦では当日の大会規定も確認してください。
観戦するときは3点だけ確認する
- 再開はフリーキックだったか
通常のインプレー中のバックパスとは分けて考えます。 - ゴールへ入るまで誰かが触ったか
誰にも触れていなければ「直接」の処理になります。 - 自分のゴールか相手ゴールか
自分のゴールへ直接なら、直接FK・間接FKとも相手のコーナーキックです。
まとめ|フリーキックの直接オウンゴールは成立しない
- 直接FKが自分のゴールへ直接入った場合は相手のコーナーキック
- 間接FKでも自分のゴールへ直接入った場合は相手のコーナーキック
- 別の競技者が触れたあとに入れば、通常の得点判定になる場合がある
- キッカーが他の選手より先に二度触りした場合は、二度触りの反則を先に見る
- 大会独自ルールがある場合は大会要項を優先する
「バックパスがそのまま入った!」と見えたときは、まずフリーキックからの再開だったか、そしてゴールまでに誰かが触ったかを見ると、判定を整理しやすくなります。

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