少年サッカーで、ゴールキーパーがボールを手で持っているところへ相手選手が足を出した。これはボールを奪っていいプレーなのでしょうか。
結論からいうと、ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で手や腕によってボールをコントロールしている間、相手選手はそのボールへチャレンジできません。
| GKとボールの状態 | 相手は奪える? |
|---|---|
| 両手で持っている | × チャレンジできない |
| 手と地面の間にボールがある | × チャレンジできない |
| 地面へバウンドさせている | × まだGKのコントロール中 |
| 手から上へ投げ上げている | × まだGKのコントロール中 |
| 手から完全に放して地面へ置いた | ○ 通常のボールとして競れる |
| シュートをはじいただけで手から離れている | ○ 状況により競れる |
GKが手でコントロール中なら相手はチャレンジできない
IFAB競技規則第12条では、ゴールキーパーが手や腕でボールをコントロールしている間、相手競技者はそのボールへチャレンジできないと定めています。
単に「GKが近くにいる」だけではなく、手や腕でコントロールしているかがポイントです。
手と地面の間にあるボールもGKのもの
ボールがGKの手と地面の間に挟まれている状態も、手によるコントロールに含まれます。
このボールを相手が蹴りに行くことは認められません。
バウンドや投げ上げも「手から離れた」とは扱わない
GKがパントキックの前にボールを地面へバウンドさせたり、手から軽く上へ投げたりしている間も、規則上はコントロール中です。
一瞬ボールと手が離れたように見えても、相手が奪ってよい状態にはなりません。
GKがボールを放そうとするのを邪魔するのも反則
相手選手が、GKが手からボールを放す動作を妨げることも反則です。
接触がなければ間接フリーキック、接触を伴うチャレンジならその接触自体が直接フリーキックの反則として扱われることがあります。
では、いつから奪っていい?
GKがボールを手から完全に放し、地面へ置いたあとなら、通常のインプレーのボールとして相手選手も競ることができます。
ただし、GKへ危険なタックルをしてよいわけではなく、通常のファウル基準はそのまま適用されます。
シュートをはじいた直後は「コントロール」とは限らない
GKがシュートをセーブしようとして手ではじき、ボールが数m離れた場合、必ずしも手によるコントロールとはみなされません。
IFABの公式Q&Aでも、パリーしたボールが離れた場合は相手が通常どおり競れる例が示されています。
一度完全に放したあと、GKがまた手で取ったら?
GKが手からボールを完全に放したあと、他の選手が触れる前に再び手で取ると、今度はGK側の反則になります。
少年サッカーでキーパーが一度ボールを放したあと、もう一度手で取ったら反則?2026/27ルールで詳しく整理しています。
8秒ルールとの関係
GKが手でボールをコントロールできる時間には8秒の制限があります。
ただし、相手選手がボールを奪いに行って強制的に8秒を終わらせるルールではありません。GKのコントロール中は相手はチャレンジできず、8秒超過は審判が別に判定します。
少年サッカーのキーパーは8秒まで?超えるとコーナーキックになるルールを2026/27で整理も参考にしてください。
観戦するときは3点を見る
- GKの手・腕がボールをコントロールしているか
- 単なるセーブのはじき球か
- 完全に手から放した後か
まとめ|GKが手でコントロール中なら奪いに行けない
- GKが手でボールをコントロール中は相手はチャレンジできない
- 手と地面の間のボールもコントロール中
- バウンド・投げ上げもコントロール中
- 手から放す動作を邪魔するのも反則
- 完全に放したあとは通常のボールとして競れる
- セーブではじいただけならコントロールとは限らない

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